湖国の伝統食　鮒寿司（フナずし）

飯と塩でつくられる鮒の熟れ鮨（鮓）。
琵琶湖のニゴロブナが最適と言われ、中でも子持ちのフナずしが人気です。発酵食品として乳酸菌が豊富に含まれ、滋養強壮や健康食品として古くから人々の生活のなかで食され、かつては多くの家庭で漬けられていました。
塩切りしたニゴロブナをご飯と塩で漬け込む製法は共通ですが、保存方法や漬け込み方によっても味や発酵状態が変わり、誰が漬けても同じ味になるものではありません。発酵が進むとやや酸っぱくなりますが、それをまた好む人や、お酒と合わせるなど楽しみ方も人それぞれです。
お土産で買って帰ったら腐っていると勘違いされ、捨てられたというエピソードもあるくらい発酵臭がきついものですが、好きになるとクセになる味で、長浜の地酒との相性も抜群です。長浜市内の「道の駅」やお土産販売店で購入できます。
ぜひ一度ご賞味ください。