湖国の奇祭『丹生 茶わん祭』

三基の山車はカラクリと飾り山が同居した独特のスタイル。
高さ10mに積上げられた人形と陶器の絶妙なバランスは必見。


開催日 5年に1度の5月4日に開催(次回は2019年予定)

茶わん祭は、そのむかし余呉町上丹生の末遠に陶器を創る工人がいて、その技を神から授けられた報恩感謝のため、毎年陶器を奉納したのが始まりだといわれ、滋賀県指定無形民俗文化財に指定されています。
また、巡行では丹生神社から八幡神社までの神輿の渡御に続いて永宝山、壽保山、丹保山の三基の山車が祭ばやしも賑やかに曳行されます。この三基の山車は素朴な木製の曳山で、足利時代から伝わる曳幕と江戸時代から残る綴錦の見送りをつけ2ケ月前から身を清めた山作り(工匠)たちが丹精を込めて作り上げます。これらの作品は、歌舞伎や物語から芸題を取り、その場面を人形と陶器でうまく組み合わせ高さ10メートルに積み上げられますが、その積み上げられた時の華麗さと絶妙なバランスに観衆はどよめきます。この場面が「湖国の奇祭」と言われる所でもあります。
祭ばやしも、丹生独特の曳山ばやし祇園囃子、新車ばやし、神楽ばやしのほか、笛、太鼓、鉦など軽快なリズムは郷土色豊なものです。渡御道中は、厳かな中にも華やかに、長刀振りを先頭に、12の役、笛、棒振り、小太鼓、鼓、鉦、ささらすり、大太鼓と続き、さながら足利時代の絵巻を再現したような豪華さと言えます。

茶わん祭は5年に1回の5月4日(次回は2019年予定)に開催予定ですが、2016年10月29日・30日、滋賀県長浜市で開催される『日本の祭りin ながはま2016』に出演予定です。詳しくは『日本の祭りin ながはま2016』のホームページ(http://matsurinagahama.jp/)をご確認ください。また、滋賀県長浜市余呉町上丹生にある「茶わん祭の館」では、実際に祭りで曳かれる曳山のレプリカや曳山行列のミニジオラマ等が展示されており、祭りの雰囲気を感じることができます。

お祭り情報

名前 丹生 茶わん祭
開催日 5年に1度の5月4日に開催(次回開催は2019年予定・2016年は10/29(土)・30(日)『日本の祭りin ながはま2016』に出演予定)

ロケーション情報

名前 茶わん祭の館
住所 滋賀県長浜市余呉町上丹生3224番地
アクセス 【鉄道利用の場合】
「東京駅から米原駅までJR東海道新幹線で約140分、米原駅から余呉駅までJR琵琶湖線新幹線で約30分」

【関西空港からの場合】
「関西空港駅=(JR関空快速・約70分)=大阪駅 =(JR京都線・約3分)=新大阪駅=(JR東海道新幹線・約36分)=米原駅=(JR琵琶湖線新快速・約30分)=余呉駅
電話番号 0749-86-8022
開館時間 午前10時00分~午後4時00分
WEBサイト http://www.biwa.ne.jp/~azai/yakata.htm
定休日 土・日曜日のみ開館(その他の曜日は予約必要)
入場料 大人 300円 中学生以下 150円


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ながはまひきやま